聖なるヤドリギ
金枝篇 という本を読んだことがある方、結構いるかと思います。私も昔読んでその西洋の持つ魔術の世界にうっとりとしたものでした。
そのタイトルになっている「金枝」、つまり神聖なる枝というのがまさにこれです。ちゃんと正月に載せたかったのですが写真を撮るのにもたもたしてたら間に合いませんでした。
本来はフランス全土での風習(フランスはドルイド教が栄えていた土地でしたので)なのですが、今は大都市では忘れられて、飾ろうにも探すのも難しいかと思います。私も長年この風習をこの目にしたいと思っており、やっとこの村で出会えました。
(ちなみに都会っ子の私の夫とその家族は、田舎育ちのおばあちゃんを覗いてだれも知りませんでした……)
ここはど田舎なので、前年の最終日はこの日のためだけのたくさんの行商人がきていました。
金枝篇はいまでは「ん?」というところもありますが、世紀の大傑作ですしヨーロッパというものを理解するのにとても役に立つので、もし旅立つ前の方がおられましたらぜひおすすめします。