海のロランティーヌ

南フランスの美しい風景、レシピ、それからフランスの今…

これから

 

 

ちょっとここを更新する時間がなかなかとれなくて、まあ大がかりな記事を書くのはこれでさいごにしておこうかな?とおもっています。というのも、日本に帰国しているからです。本当はいろいろこれを書き残したい、あれを記録したいということがやまほどあった気がするのですが、日本の時間の流れというのは、やはりフランスに比べて速いです。たいしたことをしていなくても、なにもかもあっという間に手のひらの隙間からこぼれていってしまうような素早さで、すべての「ちょっと何かやってみようかな…」なちょっとした思考のきらめき、砂の中に輝く雲母のかけらのような小さな小さな何かはすぐに忘却のかなたに流れていってしまいます。南フランスの、何も無いが故に何でもある、というパラドキサルな時間の感覚と間逆で、何でも有るが故に何かを得るのが難しい気がします。

そういうわけで、最後くらいやたら直接的に便利な記事を作成しようと思っていますので、それまでお付き合いいただけますと幸いです。なお内容は、

在留資格認定証明書 取得申請 

です。非常に具体的。

 

 

 

 

 

 

turbot

f:id:laurentine:20190423163134j:plain

turbot

 

めずらしくレストランでの食事

パリに住んでいたころは週1回は基本的に必ず外食と決まっていたのです(これは当然お金があるからではなく、昭和の日本人同様、高い安いにかかわらず週末の夫婦は外食するものという空気があるためです)が、ここにきてからはその習慣はなくなりました。理由は地域的なものではなく、単純におばあちゃんに外食する習慣がないためです。おばあちゃんの夫の方は少し変わった人で、人との会話がある空間、厳密にいうと待ち時間が発生する空間というものを毛嫌いしていたらしく、それに慣らされたおばあちゃんもわざわざ外で食べるっていうのがどうもダメみたいです。

まあ、毎週かならず外食、ではなくなるのは金銭的にはありがたいですが、まあちょっと常に変化のない自宅の食卓というのも…と思っています。

 

えーとこれは 日本語はイシビラメだったかなと思います。魚の名前は地域固有種・厳密には違うけど流通名が同じ・その逆、、、と色々なケースがあるので難しいですね。

隣村で採れたオリーブオイルとレモンがおいしいです。ほんとにたまーにな外食だからこそ…ありがたいことです。

fontaine de lointain

f:id:laurentine:20190423164201j:plain

fontaine de la reine

話は前後しますが、例の王女の宿の泉です。

奥にある温泉の湯がひかれており、宿が廃業になって何十年も経った今も変わらず温かな湯が豊富に流れ続け、決壊した煉瓦から延々と流れ出していっています。

き-ぼ-ど

f:id:laurentine:20190423162952j:plain

chocolat blond



ひさしぶりに日本式キーボードのパソコンで文字を打っているのですが、これがかなり大変です。昔はフランス式キーボードでいつも入力ミスをしていて仕事にならなかったのでこれはいけないと練習して、見なくても打てるようになった今、また日本式のに戻そうとして相当苦労しています。

つい何年か前の時点で、「いまどき大学生はスマホでデベロッパーでもなんでもこなせる世代だから、就職活動では逆にPC環境で入力できるか見るらしい」という都市伝説がまことしやかに流れていて、ほんとかあ~PCがメインストリームじゃなくなるにはだいぶんかかるでしょとか思ったものでしたが、そういえばスマホでフリック入力時代になって大分経ったんだなあと実感しています。

スイッチで切り替えるように、言語も身のこなしもキーボードタイピングも全部やれたら便利なんですけど、なかなか人間そのものはスマート&クールにならないものですね!

王女の追憶

f:id:laurentine:20190406174800j:plain

 

ここはグーグルマップで検索しも出てこない(のですが、地元の人には有名な廃墟です。

(ここの旧物件名さえしっていれば来れるわけですが、ここに至るまでの道が危ないので一般観光客には知らせずにいるべきという住民の共通意識があるようです)

 

もともとは山間の小さな宿で、かつての上流階級の人間が愛人とのバカンスを楽しむために逗留していたといわれています。




掲載のレシピにつきましては、レストランに提供しているものもありますので、無断での転用などなさらないようよろしくお願いします。
なにか特別の事情があります場合は事前にご相談ください。