落っこちたピーナツ

なぜかなにもない住宅街の路地裏にピーナツが落ちていました。ピーナツを路地裏で落とす機会って人生でどのくらいあるものでしょうか。

今日はなんといっても日産ルノー三菱の話題で湧いていたことかと思います。日本はこういう不正に厳しいのはありがたいことです。フランスの場合、告発することができない仕組み（税金の不正を匿名で告発することができない：あるいは決定的な証拠を複数の印刷物で提示すればなんとか見てもらえることもあるけれど確実ではない）と、別にあとから追加で本来納めるべきだった額を納税すればなかったことにしてもらえる仕組みなので、みんなこのニュースが世界的信用に繋がっている、フランスの立場を悪くするものという考えがありません。
なのでフランスでは逮捕されたカルロス・ゴーン氏のことはとりあえず触れておくものの、世界におけるフランスの恥などフランス人は話したくないし、年収１００億円なんて遠い世界の話はさておき、庶民は gilet jauneによる道路封鎖の話題でもちきりです。ガソリン税値上げ反対という前置きはフランス人の貧しい暮らし（収入という意味では、基本的にフランス中流層というのは日本のごくごく平均的な大卒の月給程度かそれ以下、かつ税金と家賃が日本より高いです。）と連結し、当然のごとく現マクロン政権への怒りとなってごうごうと燃え盛っています。
特にお年寄りが多く、やり場のない諦めとフラストレーションが、この寒いみぞれ混じりの雨の中も燃えているというのはいかにも、ひとつの国が終わっていくのをみている感があります。