bûche de noël au mousse au citron

ええと一応ブッシュドノエルを作ったのですが、ちょっと写真がイマイチすぎます……のと、忙しすぎてレシピ用に制作過程の写真をとるひまがありませんでした。（この日のメニューは、ミニトーストカナッペ３種；マンチェゴチーズにトマトとバジルのソース、キャビア、いくらのフレッシュハーブ、それからスモークサーモンとアンディーブのサラダ、フォアグラのテリーヌ、羊のロースト、フルーツサラダでした）

この手のふるくさい見た目のブッシュドノエル。もうお店では見かけないよという方も多い方と思いますが、今年は伝統的に行こうと思います。
ただし、見た目だけです。本来ブッシュドノエルはコーヒー味のバタークリームとココアのロールケーキ生地で焼いて、チョコやマジパンで作ったのこぎりを添える、素朴でどっしりしたケーキなのですが、それぞれ食する者たちが、やれバタークリームが嫌いフランボワーズがないと死にそうコーヒー味食べるくらいならコーヒーを飲むべき食後のヨーグルトはやっぱりほしいなどととにかく注文が多いので、あっさり系にしました。

一応メモとして残しておきます。

bûche de noël au mousse au citron 

材料 ( 21*28 長方形型 )
ジェノワーズ
・卵 （卵白と卵黄にわける） １個
・砂糖  45g
・薄力粉 40g
・バター 1小さじ一杯程度（なくても良いです）

ムース
・ゼラチン      5g
・レモン         70ml  (2 個程度)
・ヨーグルト（ここではギリシャヨーグルトタイプを使っています） 100g
・生クリーム 120ml

・泡立てた生クリーム
・フランボワーズ
・アプリコットジャム

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型にバターを塗り薄力粉をはたきます。バターを溶します。
ジェノワーズ生地を作り型に流し込みます。
（砂糖を少しずつ入れながら卵白を泡立てる→しっかりとしたかたいメレンゲができたところで卵黄を加える→溶かしたバターをくわえる→泡立て終了 薄力粉を加えてへらで切るように混ぜる）
１７０℃で１２分焼きます。
粗熱がとれたらチュヨー型（トヨ型という名前で売っているかと思います）にクッキングシートまたはラップを敷き、焼き上がった生地がちぎれないよう、やさしく型に沿わせてはめ込みます。
生地の上（＝クッキングシートと接してない側）にアプリコットジャムを塗ります。

※この型がなければ、少しコツがいりますがテリーヌ型やパウンドケーキの型にクッキングシートを敷くことで代用できます。

ムースを作る。
ゼラチンを３０の水でふやかしておきます。
生クリームを七分立て程度に泡立て、ヨーグルトをくわえ八分立て程度に泡立て上げて冷蔵庫で保存しておきます。
レモンを絞りレモン汁を用意しておきます。
ふやけたゼラチンを弱火で溶かします。（沸騰させない）
ゼラチンが完全に溶けたらレモン汁をくわえて冷まします。人肌以下まで温度が下がりとろっとしだしたところで、生クリームとくわえてよく混ぜます。
（温かすぎるとせっかく泡立てたクリームが溶け始めてしまうので注意！氷水を下に張るとよいです。）

組み合わせる
型に入れたジェノワーズにムースを流しこみ、冷蔵庫で冷やし固める。
しっかり固まったら、型から取り出し、表面を泡立てたクリームやフランボワーズなどお好みで自由に飾り付ける。

 味の評価は写真とちがってかなりよかったです！レモン味のムースが、重い食後でも軽く通ってくれるのでよかったようです。おすすめです。

---今回出てきた製菓道具---

トヨ型
こういうかまぼこ的な半月型のお菓子の型です。
基本的に、ゼリー液やムースを入れて冷やしかためるのだけに使います。

洗うときは、熱湯をかけるとゼラチンが溶け流れるので楽です。

パウンドケーキの型

こういう逆台形の面がある型ならなんでもオッケーです。
最近の流行りなのか、逆台形ではなく完全な長方形タイプが多いのですが、これだとジェノワーズを型に詰めるときにちょっといきなり負荷がかかりすぎて生地が割れちゃうことがあるので、逆台形タイプがおすすめです。
ここで見せているこのガラスタイプのものは、肉をオーブンで焼いたり湯煎でテリーヌをお作りになる用にお持ちの方が多いかもしれません。というか個人的にこういう深めのガラス製のものは、本来の用途であるパウンドケーキにはちょっとコツが必要で、型から抜くときがちょっとめんどくさいのであんまおすすめじゃないです。肉のローストとかパイ包みとかには良いのですが。