海のロランティーヌ

南フランスの美しい風景、レシピ、それからフランスの今…

goldrush, otava

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  タルトを焼くのにりんごがほしいと思ってマルシェに行くと、いつものメンツとはちがう、初めて見かけるおじさんがいました。近寄ってみると、たくさんの木箱を前に

 

お客さんのおばさんと何か楽しそうに話していて、おばさんはふんふん頷きながらりんごを品定めしている様子でしたので、ちゃんとりんごのことを知っている人に違いない(露店の中には生産者ではなく仕入れて売っているだけか、ただ売り子さんをしているだけということもある)と思い、おじさんがタバコをひとふかしするのを待って、「いちばん酸っぱい種類は誰ですか?お菓子用です」と訊ねました。

 おじさんは、そういう質問は大好き!と言った感じで、ひとつの木箱を指し、「これはねゴールデンて書いてあるけどねそれは横の箱でね、この木箱用の名札を作ってないんだよ。カナダの新しい品種で酸味も甘みもばつぐん!」と売る気があるのかないのかとにかく楽しそうに述べながら、オタヴァというこのりんごをおすすめしてくれました。 「横にある小さいやつもいいよ。オタヴァと同じ値段だから試しに一個混ぜてみ。ゴールドラッシュ(写真右下のものです)ってやつ、これも酸味が強いよ」というアドバイスで、二種類まぜて購入しました。

 おじさんの露店のパネルには「producteur bio le domaine ~~~~~~~~~~」とすごく長い名前の地域名が書いてあってとても覚えられずちょっと残念でした。 つかってみるのがたのしみです。1.20euro/kgというのも激安。もっと買いたかったです。

また来週おじさんが来ていたら、つぎはオパールというのも買ってみたいです。




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