biscuit au grains de pavot
けしの実は、日本で買えるのかどうかわかりません。
私がいたころは見かけたことはありませんが、日本人の商売魂はすごいのでもうどこにでもある平凡な商品かもしれないですね。
あんぱんの上にのっているベージュのいろのものではなく、青ぽい色をしていて、よくクッキーにつかわれています。
そういうわけてクッキー、ではなく、ビスキュイを焼きました。
(クッキーという言葉をつかうと、周りがうるさいのでここではビスキュイで統一します。クッキーはチャンクなキャラメルなんかが入っててねちゃっとしていて手のひらのように大きなアメリカンなもの、私が作っているのはフランス式ビスキュイ、という定義らしいです。)
罌粟はフランスを象徴する花のひとつで、去年はニュースでもよく話題になりました。「農薬グリホサートがフランスの罌粟を奪う」ということで反対運動が勃発したためです。それ以降よく、スーパーなんかでも、商品に罌粟の花の絵がよくあしらわれている(=健全なるフランスの田舎、無農薬のイメージ)のを見かけるようになりました。
パリ郊外に住んでいたとき、街中なのに油断すると元の田舎の風景が出てきてしまうのか、敷地の芝生に生えていたのですが、ほんとうにモネの絵のような美しい色で、自然に咲いていて美しく感銘を受けました。